犬の関節炎への治療法を紹介

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関節炎の治療方法と各特徴について

ポメラニアン

わんちゃんの関節炎治療は関節炎に至った原因を模索しつつ、運動療法や対処療法といった様々な治療内容を様態に合わせて実践していきます。

 

動物病院では基礎疾患を治療する目的から症状に添った検査などを行い、関節炎かどうかの判断がつけられます。

 

また、飼い主さんがいかに関節炎を理解して対応できるかにも、症状の改善にダイレクトに関わります。

 

わんちゃんは飼い主さんの心をよくみつめていますので、かわいそうという気持ちばかりに走らず元気を与えるような前向きで明るい接し方を心掛けると良いでしょう。

 

判断に用いられる診療内容

症状の目視

レントゲンやMRIなどの画像検査

関節角度計での可動域測定

臨床症状

組織内部を見るための体液検査

 

実際の治療内容

リハビリ・運動療法

硬くなった関節を滑らかにして可動域を広げていくことや肥満傾向のわんちゃんのダイエットを目的としています。筋委縮を防止する筋肉強化トレーニングやマッサージ、可動域を広げる水泳やウォーキングなどがあります。超音波やレーザー、温浴、遠赤外線など機械を用いた症状緩和療法も付加される方法が多くなっています。

 

対処療法

痛みを抑制したり緩和する治療方法です。鎮痛剤やNSAIDなどの非ステロイド性抗炎症薬などが用いられます。痛みどめの効果が薄く重篤な痛みを発症しているケースでは、ステロイドの皮下内注射で症状を抑えます。

 

ただ、副作用の懸念も否めないのが現状で、特に高齢のわんちゃんでは摂取後の観察が必要です。吐血や吐き気、元気がないなどの症状がみられる場合は出血性潰瘍、血液凝固不全等の副作用も想定されますので、かかりつけの動物病院での受診を急ぎましょう。

 

食事療法

体型に見合った食事をカロリー計算された食事内容で摂取していき、体調や体重をコントロールします。特別療養食やサプリメント、専用のダイエットフードなどに類別されています。関節炎症状を和らげる働きから抗酸化成分を取り入れたものなど、以下のような栄養素を含むものがあります。

 

グルコサミン

コンドロイチン硫酸

L−カルチニン

オメガ−3脂肪酸

 

※カルシウムの摂取は関節炎においては軟骨の接着阻害を起こす作用が認められますので、獣医さんに相談しましょう。

 

手術療法

進行性の関節炎を根本的に治すことが期待されていますが、人工関節の置換などでリハビリに時間を要することも想定されます。わんちゃんの年齢で体力がもつかどうかなど、先々を見据えて手術に踏み切ると良いでしょう。

 

充填療法

摩耗した軟骨成分であるヒアルロン酸などを直接注射によって注入して補います。一定期間を過ぎると効果がなくなりますので定期的な充填が必要です。コンドロイチンなどサプリメンととして服用するケースも一般的になっています。

 

ペインコントロール療法

温湿布、針灸、アロマなどによって精神的にも穏やかな作用を与えることで痛みを緩和します。同時にQOLを見つめ直して、床やマットなどを足に負担をかけないものにするなど生理活性機能を高める環境作りを整備すると効果が高まります。

 

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犬の関節炎は一度発症すると進行しやすく完治が難しいといわれますが、早い段階での治療が症状を改善させ後々の緩和ケアに繋がります。ではどういった診療や治療内容になっているのかをまとめてご紹介しています。わんちゃんのQOLを保つためにも、早期発見・早期治療を心掛けましょう。